今日は、細々と続けている英語教育の方法論について、半分備忘のために書いてみようかなと思います。ひとまず目的を定めて、目標を設定するところまで。
基本的に、
- 目的を規定する
- 目標を設定する
- 認識様式を調査する(後編)
- ドリルをしてもらう(後編)
- 解説とインタビュー(後編)
みたいな順番でやっています。4-5を繰り返して、3を適宜実情に近づけていくみたいな感じ。
この記事では、それぞれのステップについて概要を解説することで、どうやって目的に近づけていくかの流れを書いてみようかなと思います。
今日は1と2について書きますー。続きは後編で。
1. 目的を規定する
まず、目的を規定します。
「目的」は、僕の言葉では「なぜ英語を身に付けたいのか」という質問に答える形式の文です。
目的の規定は、次の2段階で行います。
1. コアとなる文言を出来るだけ簡潔に、短くまとめます。「英語を身につけて、どうなりたいのか」を一言でいえるようにする作業ですね。
2. コアとなるステートメントができたら、それの具体例となる良いことをどんどん出していきます。「英語を身につけると何が嬉しいのか」という問いに答える形式で出します。
こいつを定期的に見直したり、追加したりするとモチベーションを保つ支えになります。
このやり方でやった人の例を載っけときます。
英語を身に付けて、どうなりたいのか
- 開発作業を速くして、楽しい仕事ができるようになりたい
- 英語を見た時の不快感を無くしたい
英語を身につけると何が嬉しいのか
- 社長に質問する頻度が減らせる
- (ドキュメントを読むことで)教えてもらわなくてもライブラリとかの使い方がわかる
- 上のに関連して、新しいライブラリを社内で紹介して尊敬されたりする
- 新人の教育ができて自己肯定感がアガる
etc...
2. 目標を設定する
「なぜ英語を身につけるのか」を規定したら、次に定量的な話に移ります。1で立てた実現イメージと、今の自分を繋げる作業ですね。
「いつ」「どの程度」「どういう種類の」英語を身に付けたら、目的が達成できそうか、という基準を設定していきます。
相手にもよりますが、長期・中期・短期で目標を立ててみると自分に対する説得力が上がって、「目指そう」というモチベーションが高まるみたいです。
例としては、こんな感じです。
長期→6ヶ月後にTOEIC700
中期→3ヶ月後にTOEIC550
短期→1ヶ月後にTOEIC450
キモは、「長期目標が達成されているなら、目的も達成されている」ということがリアルに思い浮かんでいることです。
コツとしては「論理的になりすぎない」「時間をかけすぎない」ということが挙げられます。
目標の合理性とか「本当にできるの?」みたいなところにフォーカスしすぎると、一番重要な「モチベーションをあげる」という役割が果たせなくなるのですね(どんな目標も失敗の可能性を含んでいるので、)。
前提として`目標は達成されていなくても、目的が達成されていればよい`というのがあるので、さっと決めて行動に移しましょう。
ガッツが尽きたので後編へ続く…
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